モータートゥーングランプリ2

 

 隠れた名作が真の名作として帰って来た! 開発期間さえもっとあれば・・・という声が伝わって来そうな前作は続編に期待を抱かせるものでした。発売延期を重ねて登場した続編は素晴らしいものに変身していました。

 美麗グラフィック更に強化、コース増強、充実のコンフィグにVTRモード。しっかりしたマシン挙動に理不尽な動きをしないライバルマシン。ソフトを2つ買わなくてもできる通信対戦。その他枚挙にいとまが無い改良を加えた上に、本編以上との声さえあるおまけゲームまで付属。

 プレステ The BEST に USA 版があるけど評価イマイチ。入手困難でしょうが、可能なら The BEST ではなく本物の「2」を買って楽しんで下さい。

 

逆走ラプター

 作りのしっかりしているモータートゥーン2には変な技は少ない。一番は逆走ラプターだろう。普通のマシンは逆走すると速度が落ちるが、ラプターだけは何と速くなるのだ!

 スタート直後に180度反転する必要があるが、ローリングスタートであるグランプリモードでさえ逆走した方がトータルで速い。

 ラプターにはショートカットの特技も前作通りあるので、殆どのコースはラプターが最速である。

 逆走では走りにくいがバックミラーモードにすれば問題なし。普通はハンドルが逆になって操作しにくいが、ラプターだけは逆走バックミラーでもハンドルは逆にならない。

 この逆走ハンドル特性と、前作のラプターでは逆走すると速度が落ちたことを考え合わせると、逆走ラプターはバグではなく製作者が意図的に組み込んだ仕様であることが分かる。操作性も変わるので「第9の隠し車種」と考えた方が良いかもしれない。

 私はPSマガジンのタイムアタックで2位。リッジレーサーの有名人徳永氏には勝てなかった。
 

 

超ショートカット

 

 ラプターのもう1つの武器、超ショートカット。さすがはUFOである。

 上の写真も超ショートカットだが滝の前に着地するこの技は難易度が低く誰にでもできる。

 その点、最初のコースの噴水ヘアピンをショートカットする方が遥かに難しい。普通にショートカットしようとしても柵に弾き返されてしまう。すり抜けラインは極端に狭い。

 ヘアピン突入前にアウト側一杯に寄り、街灯でタイミングを合わせる。一気にハンドルを切ってできるだけ深い角度でイン側の草地に飛び込み、これをジャンプ台にして飛び上がる。

 高さが出てしかも柵ポリゴンの隙間?をうまくすり抜けた場合のみショートカット成功。

 だが、これでもまだ安心するのは早い。そのまま勢い余って丘に乗り上げるとコースアウトで爆発してしまうのだ。急ブレーキかけたって間に合わない。丘に乗り上げず今度はうまく弾かれないと駄目なのだ。こんなもの3周成功させるのはとっても根性が必要。しかしタイムアタックでは必須。
 

 

その他コース

 

モータートゥーンR

 単なるオマケがここまで凄くて良いのか? 本編のグランプリモードの最高難易度をクリアするとプレイ可能となる。タイムアタック専用レースゲーム。

 キャラゲーっぽく見える本編と異なり、選択できる2台のマシンはF1タイプとリッジレーサーみたいなドリフトタイプ。そしてコースもトゥーンビレッジ固定。
 しかしこれが60fpsで動く! 更にマシンの挙動がゲームではなくシミュレーターの域に達している。もしも実車を時速300キロで走らせたらどういうことになるか? それが味わえます。直線の車線変更が命懸けなんてゲームが他にあろうか?

 一瞬の操作ミスが死を招く緊張感があるため、スピード感はレースゲーム最強と言っても過言ではないでしょう。ほんとに凄いですよ、こいつのスピード感は。やはり60fpsで攻めるらしいN64のF−ZERO64が、スピード感でモータートゥーンRに勝てるか? 注目しています。

 The BEST では挙動が甘くしてある上に本編のグランプリモードの難易度まで下げられているので残念です。重ねて書くけど買うなら The BEST ではなくモータートゥーン2だ!

 

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