EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM

 普及率ナンバーワンと言われるのも納得の万能レンズ。とにかく欲しいものは全部揃っている(明るさ以外)。
 最初の1本として安心して薦められる。コレを買って撮りまくれば、自分にとって必要な2本目のレンズも自ずから明らかになるだろう。

 

侮れない描写

 肝心の描写は安物ズームと思ってしまいそうになるが、どっこいなかなかのもの。十分に及第点と言える。
 暗さがネックにならないのであれば、手軽な旅行にこれ1本ってところか。保険に EF50mm F1.8 II 同伴すれば完璧。 

 ワイド端開放の描写。
 中心付近の解像度は申し分無し。
 周辺は少し流れるし、左上隅など倍率色収差も目立つ。しかし、28ミリとしては十分合格じゃなかろうか?
 倍率色収差にしても、EF24mm F1.4L だってコレ位は出る。

F3.5 1/500s @28.0mm
(フルサイズ 2648 KB)

 中間あたりの焦点距離だと、一気に描写が良くなる。単焦点レンズだと言えば通用しそうなほど。
 この値段でここまで写れば文句は無い。もっとも、開放F4.5ではシャッター速度が稼げないのも確か。

F4.5 1/800s @60.0mm
(フルサイズ 2223 KB)

 

流し撮りで威力を発揮

 一般に、動体撮影ではISを切るように言われている。
 しかし、ビデオカメラの場合は、動体撮影が当たり前なのにISも同時に当たり前だ。これはどういうことか?
 それは、手揺れ補正の効かせ方が違うのである。例えばパナのDVだと、静止画を撮る場合に比べて動画撮影中は、手揺れ補正の効きを甘くしてある。
 さて、このレンズはIS付きではあるが、EF70-200 F2.8L IS USM などの高級レンズに比べると、ISの効きが劣る。高級レンズは絞り3段分の補正能力があるとされるが、このレンズは2段分である。しかし、それが却って幸いし、動体撮影中にISを効かせても殆ど支障が出ないのである!
 流し撮りに適したISモード2を持たないが、水平または垂直の流し撮りにしか対応しないモード2と異なり、360度どの方向の流し撮りにも対応可能なこいつの方が、むしろ使える★

 ありきたりな水平流し撮り。モード2無しでもノープロブレム。
 インラインスケート・プロ 梁川成都

ND8+F11 1/60s @112.0 mm
(フルサイズ 2927 KB)

 斜め構図の流し撮りでも、ISはしっかり働く。

F22 1/20s @80.0mm
(フルサイズ 2593 KB)

 流し撮りは動きに対して垂直な向きから狙うのがオーソドックスだが、斜めの向きから狙うと迫力だけでなく奥行きを演出出来る。

ND8+F11 1/30s @33.0mm
(1536*1024 862 KB)

 1回転しながら飛び降りるところを流し撮り。
 IS有効のままで、こんなシーンも撮れる。

ND8+F10 1/30s @65.0mm
(1024*1536 1073 KB)

 

ま、たまには失敗もある(汗)

 もちろん、完全無欠ではない。
 このシュールな絵は、露光中にISの揺り戻しが発生したために出来たもの。完全な失敗作と化してしまったが、これはこれで味があると言えなくもない。

ND8+F11 1/40s @80.0mm

 

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