照準器

 

 BB弾を発射するラジコン戦車では、照準方法が問題となる。
 これに関しては、ほぼ2つの方法が主として使用されている。レーザーポインターとCCDカメラである。それぞれ一長一短がある。
 レーザーポインターは室内など暗い場所で威力を発揮するが、晴れた屋外などでは見難い。CCDカメラは逆である。
 レーザーポインターはピンポイントで照準可能だが、CCDカメラはかなり曖昧である。しかし反面、レーザーは照射点を探さないといけないが、CCDならすぐ分かる。
 消費電力は圧倒的にレーザーが有利。3Vや5Vなど扱い易い電圧で動作するのも模型に組み込むには都合が良い。これに対しCCDは9Vや12Vが必要なことが多く、送信機も考えると消費電力が多い。しかしこれも6V動作で比較的消費電力も少ない製品が登場し始めており、状況は改善しつつある。
 サイズもレーザーが有利。CCDは小型のものはどうしても画質に難がある。CCDでは映像の受信機器も必要である。
 レーザーは照射点が操縦者から直視出来ないと意味がない。CCDにはこの制限がないが、映像を電波で飛ばす関係から、やはり直視出来た方が良い。
 そして・・・コストはレーザーの圧勝!
 総じて考えると照準器としてだけならレーザーが有利。しかし、両者はかなり補完的だしCCDには照準以外にも自分が戦車に乗って操縦しているかのようなバーチャルリアリティーを味わえるメリットがある(ただし折角作った戦車が見えないことと表裏)ので、欲しい品ではある。

 今回、両方同時搭載も考えたが、ややサイズのでかい高性能レーザーポインターを搭載したかったのでレーザーのみとした。CCDカメラで操縦すると戦車全体の姿が見えないが、これはメリットにもなる。つまり、見えないのだから内蔵せず露骨に砲塔の上にカメラが載っていても操縦者は気にならないのである。だったら内蔵なんぞ無理な大サイズだが画質の良いカメラを積むことを考えても良いだろう。

 

 元祖王虎に搭載していたレーザーポインターを流用。王虎では情けなくも砲塔から突き出していたが、今回は当然ながら完全に砲塔内部に格納する。
 エアガンの世界では有名なビームフォード・デイライトである。銃用のレーザー照準器としては破格に安いが、レーザーポインターとして見ると破格に高い(汗)
 現在入手可能なレーザーポインターでは最も明るい、波長635nm、出力5mWのタイプである。それでも本当にデイライトの中ではかなり辛いんだけど・・・DVD−RAM用の30mWクラスが出回るのに期待している。
 単なるレーザーポインターと違う付加価値は、2つのイモネジで照射向きを微調整可能なことと、耐衝撃性である。火薬式の実銃に装着しても、発射の衝撃に耐えられるほどの構造になっている。だが、そのためかなり太い。
 防盾の同軸機銃穴から照射したいとは誰でも考える。ところが、そのままでは太過ぎて同軸機銃の位置からは照射出来ない。
 そこで、ヘッドを強引にカット。こういう時にアルミ製は加工し易くて助かる。
 防盾に接着し易いように、表面の黒色処理もヤスリで剥ぎ取った。
 ビームフォードは3V駆動。しかしPIC始め電動ガン以外は5V動作なので、電圧を落とさないといけない。だが、3Vのレギュレーターってのは5V以上のに比べて桁違いに高い!
 ちょっとフザケんなってほど高い!
 そこで、定格2V20mAのLEDを直列に接続し、5Vから3Vに落とすことにした。消費電流は20mAを明らかに超えそうなので、LEDは5個並列にした。LEDを並列にすると特性にバラつきがあったときに一部のLEDに多くの電流が流れて破壊されるかもしれない・・・んで余りやらない方が良いけど、大丈夫だった。
 PICでの直接駆動も無理っぽいのでトランジスターを入れた。黄色のコードがPIC接続用。
 空中配線したパーツをホットボンドで固める。
 レーザーポインターっぽくない巨体になってしまったが、それでも実物はかなりコンパクト。砲塔内にはちゃんと空間が確保されている。
 防盾右上隅にエポキシで取り付ける。
 BB弾検出センサーとレーザーの電源コード(赤&緑)はまとめる。センサー入力コードとレーザー出力コードは共に黄色で、それらの根元付近に、アウターバレルを動かすピアノ線の端が見える。
 レーザーポインター本体には、照射向き微調整用のネジが見える。
防盾に取り付け

 

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