究極キングタイガー製造計画

 

 キングタイガー・バージョン2は相当の出来だが、不満も多い。
 肝心の走行系が安定しない。クラッチ方式では限界がある。砲塔は遊びが大きいためにターゲットにピタリと向けるのが困難。スピード調整も出来ないし。
 そしてBB弾発射装置だが、数回に1回はアウターバレルにBB弾が接触してとんでもないミスファイアーになってしまう。

 やはり、スケールモデルでは改造に限界がある。という訳で、無限軌道により走行しBB弾を発射するという2点だけを満たした全くのオリジナル戦車で究極の性能を目指そうと考えていた。
 だが、完成したキングタイガーを眺めて気が変わった。キングタイガーはカッコ良い!
 制約の大きなスケールモデルの中にどこまでギミックを組み込めるか?
 それに挑戦しようと思い立ったのである。名づけて・・・

究極キングタイガー製造計画

 究極のキングタイガーを作りたい。
 しかし、究極と言いたければ、何を目的とするかを決めなくてはならない。究極のアクションを楽しむのであれば、砲口フラッシュなんてもんじゃなくて、モデルガンでも組み込んで発煙やった上に主砲が駐退機によって下がる所までやらないといけないだろう。
 何をするのに究極のキングタイガーを作るのか?
 ここで目指すのは、

 「屋外で走らせて射撃を楽しむ」ことです。

 ラジコン戦車なんだから遠くの的には走って接近すれば良いんで、むやみにBB弾が遠くに飛ぶ必要はない。また、安全面からは屋外でBB弾が遠くへ飛び過ぎるのは欠点となります。
 最近のエアガンの警告には良く「50メートルまでが危険範囲です」と書いてあるけど、人間が構えて射撃方向を注意して撃てる普通のエアガンと異なり、遠隔操作でしかも受信障害で暴発の可能性があるラジコンにおいて、BB弾が50メートルも飛んだのでは危なくて仕方ありません。
 そこで、10メートル程度の近距離で紙コップや空缶を狙い撃ち出来る性能を念頭に開発します。
 BB弾が飛び過ぎない一方で、究極の集弾性を追求する。これが究極タイガー計画の眼目です。

・外観は一切壊さず、スケールモデルとしても究極を目指す。
・集弾性と過度のパワーアップ防止のため、電動エアー方式とする。
・ノーコン時の安全性と主砲のイメージを考え、セミオート専用とする。
・ホップアップは無しに決定、代わりに砲身の上下を可能とする。
・照準はレーザーサイトを使う。レーザー発振機も砲塔内部に収める。
・強制給弾方式で100発前後の装弾を可能とする。
・砲塔旋回は外周に設置したギアかベルトで駆動。砲塔直下の空間を利用可能にする。
・重量増加に対応すべく、サスペンションと駆動系を強化する。
・屋外走行でトラブルを起こさないよう、車体下部は防水防塵対策を施す。
・超信地旋回を可能とする。当然2モーター方式に改造。
・実車は整地でも時速40キロ以下。模型の最高速度は秒速60センチ程度に調整。

ギアボックス (1999/05/20)

足回り (1999/07/04)

車体側面 (1999/07/09)

リアパネル (1999/08/31)

砲塔旋回装置 (1999/06/25)

砲塔 (1999/07/15)

 ラジコン改造って、マッドサイエンティストの楽しみがあります(汗)
 子供の頃に見たヒーローものでは必ずと言って良いほど、新兵器を開発する博士が出て来ます。
 ラジコン改造は、この博士になった気分が味わえます。どういうメカを搭載し、そういう改造を施すか。説明書通りに作ったのでは絶対に得られない満足と楽しさがそこにはあります。

 

戻る